HOME > 健康伝説 > 長引く原因不明の体調不良 これって、もしかして副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)??
- 編集部員A:
- ゴホ、ゴホ。
ここ何年か、風邪をひくと咳がなかなかおさまらなくて…
もう1ヶ月くらい咳が続いているの。毎朝、起きるのがつらいし
午後にならないと元気が出ない。なんでこんなに毎日朝から疲れているんだろう?何か病気なのかな? - 編集部員B:
- それ、もしかしたら最近注目されている「アドレナル・ファティーグ」じゃないですか?
- 編集部員A:
- えつ? アドレナル・ファティーグ!?
- 編集部員B:
- そう。毎日ストレスを感じていて、朝起きるのがつらい。
コーヒーをたくさん飲む。物忘れが多くて、無性に甘いお菓子が食べたくなる…これ、みんなアドレナル・ファティーグの特徴らしいですよ。 - 編集部員A:
- やだ、まるで私じゃないの!
いてもたってもいられなくなったAは、先ごろアドレナル・ファティーグについての本を翻訳出版された川崎のスクエアクリニックの本間先生に、お話を聞きにでかけた。

- Ryoko Honma 本間 良子
スクエアクリニック院長
聖マリアンナ医科大学医学部 卒業
聖マリアンナ医科大学病院 総合診療内科入局
第一クリニック内科勤務
スクエアクリニック内科・皮膚科 開業 現在に至る
日本抗加齢医学会専門医、日本医師会 認定産業医
米国抗加齢医学会フェロー
- 編集部員A:
- 本間先生は、アドレナル・ファティーグについての診療もされていると伺ったのですが、アドレナル・ファティーグとはどのような状態なのですか?
- 本間先生:
- ストレス過剰が続き、副腎からコルチゾルなどのストレスホルモンが分泌し続けたことで、副腎のホルモン分泌機能が低下しまう状態です。アドレナル・ファティーグとは、副腎(アドレナル)疲労(ファティーグ)のことです。
主な症状は、朝起きるのがつらい、疲れがとれない、塩辛いものや甘いものが無性に食べたくなる、倦怠感、性欲の低下、昼間はぼんやりしていて夕食後やっと元気になる、などで、うつの症状となって現れることもあります。
慢性的なストレスを抱えている人や、大きなストレスが引き金になる場合がある一方、常に自分を追い込んで困難を克服することを好む(ストレスホルモンが高い)人にも起こります。
また、気管支炎や喘息などの呼吸器感染の発作が引き金で起こることもあります。 - 編集部員A:
- 先生、わたし、思い当たることがたくさんあります。
でも、この症状にあてはまる人、現代人には多いのではないでしょうか?
- 本間先生:
- そうですね。アドレナル・ファティーグは、忙しく働いているビジネスパーソンに限らず、誰でも経験する可能性があります。
ストレスは、その原因がなんであろうと積み重なります。怪我、感染症、体力を消耗する運動、アレルギーなどの身体的ストレス、離婚、失業、ひどい屈辱などの心的ストレスは、累積して副腎機能の蓄えを枯渇していきます。ストレスをうまく対処できないまま次のストレスを受けてしまうとアドレナル・ファティーグに見舞われやすくなります。
アドレナル・ファティーグの特長的な症状があてはまって、学校や仕事に行くことが出来ないほどのつらい状況が続く場合には、アドレナル・ファティーグを疑ってみてください。最近、アドレナル・ファティーグの検査を日本でも受けられるようになり、相談にお見えになる方が増えてきました。









