HOME > 健康伝説 > えっ!?日焼け止めのSPFの落とし穴

えっ!?日焼け止めのSPFの落とし穴

紫外線が気になる季節が到来。最近は1年中紫外線対策をしている方が増えてきましたが、紫外線が強くなる季節は特に日焼け止めクリームの選び方も大切です。選ぶ際の基準になるSPF、高ければ高いほど1日中安心と思いがちですが、実はそこにビックリな落とし穴があったのです。

え?ウソ?ホント?

今回は、このSPFの事実を確かめるため、東京・渋谷区にある「セラクリニック」の副院長の根岸圭先生に、伺ってきました。

SPF表示には落とし穴がある

根岸先生:
日焼け止めの「SPF」という値が、何を表しているか知っていますか?
編集部員:
はい、肌が焼けにくくなる時間を表しているのですよね、先生!
根岸先生:
ある人が肌にUVBと呼ばれている波長の短い紫外線を浴びて赤く日焼けが始まるまでの時間を20分とすると、SPF20だったら、素肌でいる時よりも20倍長い時間、つまり20×20=400分間は焼けにくい=日焼けの影響を弱めてくれる、ということを表しています。
編集部員:
私なんか、外にいる時間が長いときはSPF50の強いクリームで、日焼け対策ばっちりですよ!

・・・と思いがちですが、実はSPF表示には落とし穴があるのですよ。

根岸先生:
SPFというのは、日本化粧品連業工業会にある基準で、世界でもほぼ同じ基準が採用されています。これは1cm2に2mgと等量の製品素材を用いてSPFを測定する方法です。1cm2に2mg塗ったら、相当白いです。
編集部員:
それって、バカ殿じゃないですか~先生。外に出れませんよ(涙)
根岸先生:
そうですね。SPFは真っ白く塗った状態で紫外線を受けた際の防御能を表しているのです。でも、わたしたちは日常そんなには塗っていないですよね。実際の日焼け止めの塗布量を検討した医学論文では、現実は表示されたSPF値の測定に用いる量の1/4しか塗っていないと報告されています。韓国の論文ですからわたしたち日本人とほぼ同じだと考えることができます。
編集部員:
えっ!!1/4!?計算上で言うと、SPF20は、SPF5というイメージになるのですか?400分じゃなくて100分!
根岸先生:
SPFは規定量を塗って測る値なので、必ずしも効果が1/4とまでは言えませんが、覚えておきたいのは、ざっくり言うと日常の塗布量では記載された数値の半分以下の効果しか得られないという事です。
編集部員:
ということは、半日守っているつもりでいたら、実はたった2時間しか守れてなかったってこともありえる訳ですね、せんせー(涙)!!日焼けから守るには一体どうしたらいいのでしょう!??