HOME > 美人の黄金比 一覧 > パーツで見る、美人の落とし穴 その3
クレオパトラの鼻があと1センチ低かったなら、世界の歴史は変わっていただろう――これは、フランス人哲学者パスカルが、クレオパトラの美しさに言及した有名な言葉です。
鼻。その不思議な存在を、実に端的にあらわした言葉ではないでしょうか。目ほど華やかな主張をするわけでもなく。口元のような表現力を持っているわけでもなく、けれど、顔という看板の中央に位置して、その人の印象を決定づけてしまうもの。
美のクリエイター・ドクター白川は、鼻がその人の美人度を決める理由をこんなふうに語ります。「鼻が美人度を左右してしまう大きな理由とは、顔の中央にあるという位置的なこともありますが、最も重要なのは、横を向いた時の"横顔"の印象を決めてしまうパーツだということなんですね。横顔の美しい人というのは、必ず美しい鼻を持っているものなんです。そして横顔とは、正面のように構えていないぶん、その人の本質的なものを表わしているように見える部分なのではないでしょうか」
横顔美人――それは時に、正面よりも、雄弁に美しさを語る場所。
それでは、美しい鼻、美人度を上げる鼻とはどういうものなのでしょう。
「横顔になった時、鼻の向こう側、つまり裏側が見えない顔というのは、とてもシャープな印象を与えます。鼻筋に高さがないと、裏側は隠れないわけですが、そういう横顔を見た時に、顔は、横ではなく、ななめ横、つまり正面に近い印象を与えてしまうことになる。平面的に見える横顔は、印象をぼけたものにしてしまうんですね。鼻筋が通っているかどうかという問題は、横の印象がハッキリするだけでなく、目の間にも"鼻"というメリハリができる効果で、大きく見える傾向があるんです」。けれど、生まれ持った形状である鼻を高くするにはそれなりのワザも要りそう! すっと筋の通ったクレオパトラの鼻――そんな鼻を演出するにはどうすればよいのでしょう。

「キレイな鼻を印象付けるには、どこから立ち上がっているか、という始点が重要なポイントになってきます。理想的なのは、目と目の間から、すっと伸びた鼻筋。クリニックで行う施術でいうと、ここに少しヒアルロン酸を足してあげるというようなことになりますね。実際に高さが出れば、それで筋の問題は解決しますが、さらに細かい視点で言うと、高さがあるかのように"光の筋"を通してあげるだけでも効果はあります。つまり、実際に高さが出せれば、高いところには自然に光の筋ができますが、たとえば、ハイライトなどで、光が当たっているかのような筋を描いてあげてもいい。

クリニックには、鼻の横幅、つまり団子っ鼻をどうにかしたいという相談も少なくはないのですが、顔のパーツというのはすべてがバランスで成り立っているもの。この光の筋を通してあげると、鼻は上に目線のバランスが伸びるために、横幅も気にならなくなる、という効果があるんです。鼻の穴が前を向いているのを修正したいというお悩みにも視覚的な効果が期待できます。鼻に関する問題は、まず、この光の筋を覚えておくといいでしょう」
自分の鼻が、あと1センチ高かったなら――自分の歴史も変わるかも知れません……!


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